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ピノ・ノワールとは(6)

October 27, 2019

ヨーロッパで誰かが話題に上るにつれ、ブルゴーニュがピノ・ノワールのスタンダードだと考えるようになった私にとって、デイヴィッドはピノ・ノワールそのものだった。

彼は、ある雑誌ではとても人気の高い、また残念なことに非常に多くの消費者が好む

"シラー擬き”の葡萄ではなく、極めて優美なワインを造るための葡萄を欲している生産者を

支えるスタンダードだった。

 

1998年に飲んだ ”1983アイリーリザーブ” は、今まで味わった中で最も素晴らしいオレゴン

ピノ・ノワールとして私の舌に記憶されている。"1985リザーブ" も引けを取らなかった。

「オレゴンのピノ・ノワールで5年経た後に、美味しいものなどない」と言った人間に

2002を飲ませた時、彼は腰を抜かし「本物」のピノ・ノワールの信奉者になった。

 

デイヴィッドは時に気難しい人だったが、同じ志(もしくはテイスティング力)を持った人間であると彼が感じた時は、途方も無い時間を一緒に過ごしてくれた。

幸いにも一緒の時間を過ごすことの出来た人は、彼の洞察力や見識を永遠に忘れないだろう。

 

デイヴィッド、オレゴンにピノ・ノワールをもたらしてくれて有難う。

今もデイヴィッドと同じやり方で葡萄を捉える生産者は少数存在するが「パパピノ」は二度と現れないだろう。

 

- Mick Beard, Cornell Wine Company (Portland) -

 

 

 

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