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Chrisのアメリカワイン事情(4)

オレゴン ピノ・ノワールカントリーに新しいAVA (米国政府公認葡萄栽培指定地域)が加わりました。米国財務省・酒類タバコ税貿易管理局(TTB)は6月3日付でMount Pisgah(マウント・ピスガー)AVAを認可(7月5日発効)、これによりビーバー州(オレゴン州の愛称)のAVAは合計で23となりました。


Mount Pisgah, Polk County, Oregon(正式名称)はイオラ・アミティヒルズとサレムの南西、2021年11月にAVA認可されたLower Long Tomの隣に位置し、ウィラメットバレーAVAに包含される南から2番目のサブAVAとなります。


面積は5,530エーカー、ウィラメットバレーでは2番目に小さいAVAですが、植樹面積は584エーカーであり、植樹密度が最も高い地域のひとつとなっています。Illahe Vineyards and WineryのBrad Ford氏は、この地域の特有な気候 - ウィラメットリバーによる温暖な気候に加え、ヴァン・ドーザー・コリドーからの冷涼な海風や近隣のローレルマウンテンの雨蔭の恩恵 - に気付き、5年以上前にTTBに申請を行いました。

この地域は、約6,500万年前 内海の底に火山として形成され、豊かな海洋堆積土壌の浅土が特徴にもなっており、ピノ・ノワール、ピノグリ、シャルドネ品種が広く植樹されています。


オレゴンワインボードのプレジデントTom Danowski氏は「Mount Pisgah, Polk County, Oregonが認められたことは、私たちがいかにオレゴン州の新しい栽培地域の特徴について学び、評価し続けているかをあらためて示しています。」と語っています。


出典:Wine Spectator


©️Wine Spectator

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